今回は亜脱臼についてお話しをしようと思います。
まず、亜脱臼という言葉を聞いたことがありますか？
人の肩はこのように肩甲骨に上腕骨がはまることで安定します。
上腕骨が安定して肩甲骨にはまっているためには筋肉や靭帯の働きが重要。
しかし、、、片麻痺になると筋肉が適切に働くことができなくなります。
そうすると上腕骨が重力で下に落ちてしまいますよね。靭帯だけでは上腕骨を肩甲骨にとどめることはできません。
その結果、、、
このように肩甲骨と上腕骨の間に隙間ができてしまいます。
亜脱臼になると、、、痛みの原因になる可能性があるということです。
先行研究によると痛みが出現することで
・上肢機能回復の遅れ
・回復意欲の低下
・心理的状態の不安定
など多くの弊害をもたらすといわれております。
では亜脱臼を防止するためにはどうすれば良いのか。
まず発症早期から、麻痺側の自己管理指導や三角巾やスリングによる良いアライメントでの保持があげられます。
また、リハビリにおいて肩関節周囲筋への電気刺激療法も亜脱臼の改善に有効とされています。
以上簡単ではありますが亜脱臼についての紹介となります。
もし肩の痛みや亜脱臼について悩みや質問がある方はどうぞご連絡ください！
