脳卒中後の鬱病○○%の人が経験すると言われている!? 2024.04.15 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it ①脳卒中後うつ病とは? 1日中・毎日の抑うつ気分、活動における興味や喜びの喪失 これに加えて、 ①食欲または体重の減少 ②睡眠障害 ③精神運動性活動の焦燥または制止 ④疲れやすさや気力の低下 ⑤無価値や罪責感 ⑥思考や集中・決断の困難 ⑦死について繰り返し考えること、自殺念慮 このうち4つが当てはまる事でうつ状態、2つで抑うつ状態と定義されています。 (確定にが医師の診断が必要です) 高次機能障害を併せ持つことで、脳卒中後うつ病を多角的に捉えにくくなるという側面も・・・ ②脳卒中後うつ病の有病率 日本の一般人口での内因性のうつ病の生涯有病率は6.7%程度 糖尿病患者におけるうつ病の有病率は16%程度 悪性腫瘍の患者では15%程度 脳卒中患者では30~40%程度 →中にはうつ病に羅患しているにも関わらず17%しか治療が行われなかったなどの研究の報告もあり。 脳卒中後の認知障害、運動麻痺、失語、構音障害など症状が多岐にわたるためうつ病が見つかりにくい。 ③脳卒中後うつ病の治療 ①薬物療法 三環形抗うつ薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬等が使用される。 薬物療法により、うつ病だけではなく、生命予後や運動・認知機能の改善も報告されている。 副作用等もあるので、医師に相談すること。 ②運動療法 運動療法は,抗炎症作用・セロトニンなどの血中濃度の上昇作用といった即時的・直接的な効果に加えて,自己効力感・耐容・運動機能や ADLの改善を介して有効性を示している。 ④まとめ 脳卒中後うつ病は約30~40%にみられるが、運動麻痺や高次機能障害などの症状に隠れて治療されないことが多い。 治療には薬物療法と運動療法が有効。 Brightでできること! 高次機能障害や脳卒中後うつ病の簡易検査や評価が可能! 生活に対するアドバイスやご家族に対する脳卒中後うつ病との関わり方などのアドバイスが可能! あれ…?おかしいなと思ったら、早めにご相談ください。 LINEでのご相談はこちらから Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 自費リハビリはどんな人が利用するの?~Brightの傾向から~前の記事 4月25日は失語症の日です。皆さんは失語について知っていますか?次の記事